『100ます計算』で有名な蔭山英男さんが非常に良い事を仰っていたので引用したいと思う。
サッと宿題をした子はうれしくて「できたっ」と言って、親に見せにくる。
しかし、その瞬間、親はほぼ間違いなく、言ってはいけないことを言う。
「そんなに速くできたのなら、余った時間にもう1枚プリントやったら!」
それを聞いて子どもは15分でできる宿題を30分かけるようになる。身につまされる話ではないだろうか?
前回書いたように、掛ける言葉に正解はない。しかし、不正解はあるように思うのだ。
言葉は選択である。
自分が話す言葉は、自分の持ちうるボキャブラリーの中から選んだものである。
知らない言葉を突然話すことは誰にもできない。
よって、人はその状況において、一番ふさわしいと思う言葉を、自分の持っている語彙の中から選んでいるのである。
より良い言葉を選びたいなら、選べる言葉の量を増やすのが近道だ。
そして同時に、不正解を回避するため「言ってはいけない言葉」のリストも準備しなければならない。

では、何が言ってはいけない言葉なのか。
『東大生は「勉強しなさい」と言われたことが無い』という記事を読んだことがある。
「それはその子が良く出来ていて、自主性が身についているからで、親がとにかく言う必要がないだけでは?」
という穿った見方もできるが、それだけではないだろう。
これに対するヒントとなりそうなある東大生のお母様のコメントがあったのでこれまた引用する。
「別に放任をしていたわけではありません。勉強をしなさいと言いたいときも山ほどありました。でも勉強をしなければならないのは自分だと誰よりも本人が一番わかっているはずなので、わかりきったことを言って心をかき乱すのをやめました。それよりも親ができるのは子どものやり方を信じてあげることと何があっても味方であるという安心感を伝えることだと思います」これをもとに考えてみると、
・勉強しなければいけないのは本人も分かっているはずなので「勉強しなさい」のような分かりきった言葉は言わない。
・子どもを信じてあげること、味方であるという安心感を与える言葉を選ぶ。翻って考えると、相手を信じていない、不安にさせる言葉はNGということになるだろう。
でも、自分の子どもだとなかなか難しいのかもしれない。
私でさえ、自分の子ではないけど教えている子たちはみんなかわいいので、力が入りすぎてしまうことがある。
そんな時、私がスタンスとして忘れないように心がけているのは、
一番近い「他人」であること一人の人間として、敬意を持って接すること。
一番近い味方として、信じてあげること。
先生として、間違いに気づいていない時は気付かせてあげること。
そういったものが言葉になってくるのだと私は思うのである。
中学生のテストがどんどん返ってきた。
さて、今日はどんな言葉を掛けようかな。
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